美肌菌

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美肌菌とは

皮膚常在菌の中のひとつ「表皮ブドウ球菌」は美肌をサポートしてくれることから「美肌菌」と呼ばれています。 「表皮ブドウ球菌」は肌のバリア機能やうるおいを保つ役割を果たしており、「善玉菌」の代表格とも言える重要な皮膚常在菌です。

美肌菌はどこにいる?

美肌菌は約0.6~0.8マイクロメートルの大きさで、肌の表面や角質層に常在しています。

そもそも「皮膚常在菌」とは?

私たちの皮膚には目には見えないたくさんの「常在菌」が存在します。この常在菌は「雑菌」として見過ごされがちですが、実は皮膚を守る良い働きをしているものが多く、大切にする必要があります。皮膚常在菌は主に「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つのタイプに分類され、皮膚に様々な影響を与えます。

常在菌の代表例

美肌菌(表皮ブドウ球菌)

皮膚の表面から角質層にかけて生息し、私達の皮脂や汗の成分をエサとしています。またグリセリンや有機酸などを産生し、私達の肌を保湿したり外部からの刺激から守る働きがあります。

黄色ブドウ球菌

肌荒れを起こす原因やアトピー性皮膚炎の原因菌として知られています。過剰に増える事で肌トラブルを引き起こすことがあります。

アクネ菌

一般的に、ニキビの原因菌として知られていますが、アクネ菌には3つの型があると言われています。Ⅰ型だけがニキビの原因菌となり、残りのⅡ型・Ⅲ型タイプは弱酸性の肌に誘導する働きを持つなど、善玉菌の働きをすることから「善玉アクネ菌」呼ばれています。

美肌菌の働きとは?

美肌菌は、肌表面の皮脂や汗を栄養源とし、グリセリン(※1)や有機酸(※2)を産生する働きがあります。日常的に、美肌菌が活性化していることで「保湿」や「弱酸性」の肌を保っています。さらに、悪玉菌の増殖を抑えるなど様々な働きがあり、私たちにとって美肌菌は肌を守る美の救世主なのです。
※1/グリセリンは、天然の保湿成分です。皮脂と汗を繋ぎ保湿膜を作る働きがあります。
※2/有機酸は、肌を弱酸性に保ち、悪玉菌や病原菌の増殖を抑制します。

POINT1 肌表面に「保湿膜」を作る

美肌菌が皮脂や汗を栄養源にして肌の保湿成分であるグリセリンを産生し、肌表面に保湿膜を作ります。その保湿膜が決め手となって毎日の潤った肌が作られているのです。

POINT2 「弱酸性」の肌環境を保つ

私たちの肌は「美肌菌」が作り出す有機酸によって弱酸性の状態が保たれています。肌環境が弱酸性になることで、美肌菌にとって棲みやすい環境となり、逆に悪玉菌にとっては棲みにくい環境となるのです。

肌が中性やアルカリ性になると美肌菌(表皮ブドウ球菌)の数が減り、肌に悪影響を及ぼす「黄色ブドウ球菌」が増えてしまいます。その結果、お肌のトラブルに繋がります。

美肌菌の働きまとめ

1)保湿成分をつくり、皮膚のうるおいを保つ

2)皮膚を弱酸性にして抵抗力を維持する

3)悪玉菌による炎症を防ぐ

4)ターンオーバーのリズムを整える

5)紫外線を吸収して肌の老化を防止する

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